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Gekikoh Dennoh Club 1
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Gekikoh Dennoh Club Vol. 1 (Japan).7z
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Gekikoh Dennoh Club Vol. 1 (Japan) (Track 1).bin
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1997-06-06
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%CUT
%CUT
%CUT
%CUT
%CUT
◆はじめに◆
ヘイヘイ。きみ、インターネットしてるかーい。もうボクちゃんなん
てイーメールで向こうの彼女と仲よくなって今じゃ2人のハートはもう
アクティヴ・エックスって感じよー。それじゃ、また明日ねーん。シー
ユーシーミー!! なんちゃって。
…というような若者の会話が電車の中でかわされる昨今、皆さんいか
がお過ごしですか。
私、西川善司といえば、3月にデュアルPentium Pro(200MHz)の自作
マシンを組み立てて、完成と同時にPentiumIIが出て、そのあとAMD-K6
まで出ちゃったりして、もちろん、出ることは知っていたし、安定性の
高いマシンを作るつもりで少々「枯れ頃」のPentium Proに決定したん
だけれど、やっぱり少し持てばよかったかなぁなんていう後悔の念があ
とを引いて止まない毎日だぜい。とにかく、このマシンにWindows NTを
入れて使っているが、快適。速度的に快適っていうのはもちろんだけど、
あのやたら「固まる」インターネット・エクスプローラがいつ固まって
もOSの再起動にまで追い込まれないのがいい。
さて、ここ最近の我らがX680x0ワールドはといえば、満開版まーきゅ
りーゆにっとが発売になったり、060turboが発表となったり結構動きが
あったわけだけど、私が個人的に最もよかったと思うのは前回の別冊で
ついにX680x0がインターネットにつながったということだね。熱狂的な
X680x0ユーザーの中には「X68にインターネットなんて、ネットワーク
なんていらねーぜ」という人もいるようだけど、そもそもパソコンを面
白楽しく使うためにX680x0を選んだはずなんだし、タダ同然で公開され
ているその面白楽しい「遊び場」を活用しない手はないはず。ただ闇雲
に「Windowsがきらい」「ゲーツがきらい」「インテルがきらい」とい
うだけでX680x0を使っているならば別だけれども。
前回のX680x0のインターネット環境というとやっとテキストベースで
ホームページが見られるというレベルだった。ところが、さすがは「な
いものは作れ」精神のX68ユーザー。現在、力ある有志がついにグラフィッ
クが表示できるWWWブラウザ(HTMLビュア?)の制作を始めているらしい。
そのうち電脳倶楽部もHTMLベースになったりして…? そうなれば機種
の壁を超えた電脳倶楽部の登場も夢じゃない。
さてさて、今回私が書かせてもらうのはインターネット初心者向けの
ホームページガイドのようなもの。「インターネットは情報が凄いらし
いぜ」という「情報」は浸透しつつあるが、いろいろありすぎて意外に
も「どこで何をしたらどう楽しいのかわからない」という人が多い。実
際本屋には「インターネットガイド」のような本がワンサカ出ているが、
あれはこういうニーズがかなりあるからなのだ。
どういうふうに紹介するかというと余り形式にこだわらず、私がよく
いくホームページを「ざっくばらん」に紹介していくことにする。かな
り私の趣味が反映されてしまっているかもしれないので、その辺はご了
承いただきたい。
◆もう新聞はいらない? ニュース系サイト◆
インターネットは情報のるつぼ。最新のニュースがいつも飛び交って
いる。ニュースの供給メディアというと新聞とかテレビ・ラジオといっ
たものが今では一般的だが、インターネット上のニュースは少なくとも
新聞にはかなり優っていると思う。その根拠は
・情報の早さ
・閲覧のしやすさ
・画像の鮮明さ
という点にある。
突然発生した事件が新聞記事となって自分のもとへ届く頃にはすでに
解決してしまっているというのは往々にしてあることで、やはりリアル
タイム性という点に付いては新聞はかなり弱い。一方インターネットで
は質のいいニュースサイトならば事件発生から数分後には速報が載る。
新聞にもニュースのリアルタイム告知手段として「号外」の発行という
のがあるが、世ほど大きなニュースでないと(たとえば松田聖子の離婚
とかか? ワハハ)でないので、これで日常のニュースをすぐ手に入れ
るというのはまず無理だ。
閲覧のしやすさ、というのは多少言葉の語弊があるかもしれないが、
私が言いたいのは知りたいニュースを楽に手に入れられるということだ。
あとで話すサーチエンジンで、希望のニュースをインターネット上から
検索するというのは意外と大変なことなのだが、ただ、ニュース種別に
応じて自分好みのニュースサイトを一度見つけてしまえばあとはそこを
定期的に閲覧するだけだ。テレビ版は○×新聞で産業面は△□新聞、社
会面は☆◇新聞という感じのことがインターネットならば低コストでで
きるというわけだ。
また「ニュースが読みやすい」という利点もある。ニュースサイトの
多くはニュースのヘッドライン(見だし)のみを箇条書きにしており、
読みたいニュースだけをクリックして内容を表示することができる。も
ちろん新聞にも見出しはあるが、広い紙面に点在してあるために、パッ
と見たときに周りの文字に隠れてしまいメジャーなニュースを見過ごす
ことがある。インターネットのニュースサイトならば見出しはほぼ一画
面に収まっているため目をあちこちに向けずにヘッドラインを読み通す
ことができる。
さらに、親切なニュースサイトではそのニュースでキーワードとなる
事項に対してリンクを張ってくれているため、もし、そのキーワードに
対して知識がなかった場合でも、その場でそれについての情報を参照す
ることができる。この「リンク」がもしかしたらインターネットでニュ
ースを読むとき一番活用する機能かもしれない。
最後、画像の鮮明さは…まぁ、いうまでもないだろう。写真の解像度、
色数の優劣は明白だ。
ところで「インターネットは得たい情報だけを手に入れることができ
る」というのは利点でもあり、ある意味欠点でもあるとも思う。という
のは新聞は、開けば読みたくないニュースも目に飛び込んでくるわけで、
この時興味のない情報も自然と目に飛び込んでくる。それまで興味のな
かった分野に突然興味を抱くようになる可能性もあるわけで、いい変え
れば幅広い知識が得られる可能性がある。そういうわけでインターネッ
ト上のニュースはメディア機能として新聞に優ってはいると思うが、決
して新聞を読むのをやめる必要はない。両方うまく活用すべきだろう。
では、テレビと比べるとどうか。テレビと言えば動画ということにな
るわけだが、まだ、インターネットはその情報の伝達速度の問題からリ
アルタイムの動画像を送受するにはまだ荷が重い事は否めない。インタ
ーネットの動画送受のプロトコルについていろいろと話題になっている
が、いずれにせよインターネット上から一般ユーザーがフルスクリーン
でテレビなみの画質/フレームレートを得られるのはまだ先の話。ただ
し、テレビのニュース番組は決まった時間にならなくてはみれないがイ
ンターネットならばいつでも見ることができる。また、インターネット
にはテレビにないインタラクティヴ性がある。得たいニュースをユーザ
ーが取捨選択できる利点がある。もっとも、テレビがインタラクティヴ
性を獲得したらまた違った話になってきてしまうが。
と、前置きが長くなったが、要はニュースを読みたい時にはインター
ネットを活用するととっても便利だよということだ。
それではインターネット上のニュースサイトをいくつか紹介しよう。
◆いつでもニュース速報 一般ニュースのサイト◆
英語のサイトならばロイター通信のホームページ(http://www.
reuters.com)とかニュース・コム(http://www.news.com)、サンノゼ
・マーキュリー新聞(http://www.sjmercury.com)などが世界情勢を知
るにはいいということになるのだろうが、ちょこっと拾い読みをするに
も結構な英語力を必要とするので万人向けとはいえないだろう。
日本人に気軽に読めるということと、ニュースの信憑性ということも
吟味すると、やはり日本の新聞社のホームページが一番と言うことにな
る。
私がよく覗くのは
---西川善司のお気にいり---
・読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/
・朝日新聞
http://www.asahi.com/
・毎日新聞
http://www.mainichi.co.jp/
・産経新聞
http://www.sankei.co.jp/main.html
----------------
以上4つ。
どれも新聞の内容のサブセット版という感じがしないでもないが、写
真がカラーであること、リアルタイム性が高いということ、ヘッドライ
ンが見やすいこと、いずれもインターネット上のニュースサイトの利点
を兼ね備えてはいる。
インターネット上の新聞という意味を踏まえて毎日新聞のサイトでは
インターネット上で起きたニュースなどを大きく取り扱っていたりして
いるのがユニーク。最近では先日大阪で起きた「わいせつ画像事件」に
ついて追跡調査を行っている。これはインターネット上で結構話題になっ
たFLMASK事件に他ならない。詳しくは毎日新聞のホームページに譲るが
これは、ある会社員が自分で制作した画像加工ソフトがわいせつ画像流
通の幇助の罪に値するとみなされて警察に逮捕されてしまった事件だ。
産経新聞のホームページもインターネット新聞としての特長をよく行
かした構成をしている。新聞記事内で登場した用語をオンライン辞典で
随時参照できるようにしてくれているのだ。「赤字国債ってなんだ」っ
て思ったらここの「あ」の項目を開けばすぐ見つかる。この他オンライ
ンの和英、英和辞典を公開している。CDROM辞書というのは最近メジャ
ーになってきたが、それのインターネット版だと思えばいい。辞書エン
ジンは技術者や理系学生にも人気が高い研究社のものを使用している。
インターネットに常時接続できる環境を持つ人ならばこのサーバーを辞
書CDROM代わりに検索することができるわけだ。…といいたいところだ
が、この英和/和英辞書に限って6月11日から有料サービスになってし
まうそうな…残念(用語辞典は無料のまま)。
◆リアルタイムパソコン雑誌 パソコン関係のニュースサイト◆
やっぱパソコンユーザーたるもの、新製品の発表には敏感になるもの
だ。しかも、この Windows&Intel 通称ウィンテルご時世、やたらと動
向が早い。だいたい今年は Pentium Pro の年だとかいってたのにもう
PentiumII かい。Pentium Pro の寿命はわずか1年かい、コラっ…って
冒頭の話をまた蒸し返してしまった。すまない。
で、インターネット上には、こういったニーズに答えるため、パソコ
ンおよび周辺機器の最新ニュースを中心に取り扱っているサイトが存在
する。
各機器メーカーは製品を発表するにあたって「ニュースリリース」
「プレスリリース」と呼ばれる資料をマスコミ各社に配信するが、この
種のサイトはこういった情報をいち早く公開しているというわけだ。し
たがって情報源は各機器メーカー、そのためニュースの信用度は完璧だ
(草の根パソ通でながれる『噂話』とは大違いなのだ)。ニュースリリ
ースの直後にその情報を公開しているので、どのパソコン雑誌よりも早
くその新製品情報が読める。こうしたサイトはまさにリアルタイム・パ
ソコン雑誌と呼ぶにふさわしい。
メーカーからのニュースリリースを受けるためにはそれなりの「根回
し」がなければダメだ。そういうわけで人気のある最新パソコン情報サ
イトは多くの場合、新聞社、出版社などが運営している。
私がよく行くのは
---西川善司のお気にいり---
・インプレスPCWatch
http://www.watch.impress.co.jp/pc/
・PC WEEK ONLINE
http://www.softbank.co.jp/pcweek/index.html
・ASCII NEWS
http://www.ascii.co.jp/news/
・NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/business/release/index.html
----------------
など。URLを見れば自ずとわかるとは思うが、上からそれぞれインプレ
ス、ソフトバンク、アスキー、日本経済新聞社の運営するサイトだ。
インプレスはパソコン雑誌「DOS/V POWER REPORT」などを出している
会社だが、このインプレスが運営するPC Watchはかなり出来がいい。少
なくとも私の周りでは断然の支持を得ている。ちなみにこの間まで(こ
の種のサイトとしては珍しく)サーバーの処理能力を超えてのアクセス
が連日殺到し、ものすごく遅いパフォーマンスでユーザーをかなりイラ
イラさせてくれていた。最近はサーバーの処理能力を上げたのか、大分
快適にアクセスができるようになった。
さて、PC Watchのいいところは記事内容のレパートリーの豊富さにあ
る。インプレスのパソコン誌所属ライターが連載する海外パソコン事情
の記事、ハードウェアレビュー、ソフトウェアレビュー、ゲームレビュ
ー、ゲームソフト/周辺機器/パソコン関連書籍の売れ筋ランキング
(Z-MUSIC Ver.3.0ムックも通販部門で週間トップになったことがある
のだ!!)、さらに特集記事など、普通の本メディアベースのパソコン誌
なみの読み応えがある。これがほぼ毎日更新されるのだから飽きがこな
い。
最近PC Watchのコーナーで、秋葉原を憩いの場とする通称「アキハバ
ラー」の面々に特に支持を得ているのが毎週日曜日にアップデートされ
る「秋葉原Hotline!」。これは PCWatch スタッフが実際に秋葉原に出
かけて各ショップを周り、目玉商品、格安商品を見つけてきてこれを写
真入りで紹介するコーナーだ。簡単に言えば「週刊・秋葉原お買い物ガ
イド」といった感じ。秋葉原に点在する各ショップの最新価格情報は、
これから買い物を予定している人にとっては特に重宝する(もう、分厚
い広告ページだらけのパソコン誌はいらない?)。また、このコーナー、
毎週秋葉原で見かけた変なモノも紹介してくれるのだが、5月25日号で
はなんと「たまごっちのクロックアップ」キットを見つけて写真入りで
公開していた。しかし「たまごっち」のクロックアップって一体…!?
このキットでたまごっちを改造すると6倍速(!)になり、たまごっち達
の成長が6倍早くなってうれしいと言うことらしいが…。うーむ。
PC WEEK ONLINE、ASCII NEWS は、いわゆる典型的なニュースリリー
スの公開ページ。メーカーからリリースされた新製品情報をそのまま掲
載しているだけのページだが、ただヘッドラインを並べているニュース
サイトとは違い、ヘッドライン下に数行でニュース内容の概要をコメン
トしているのが特徴的。もっとよく知りたい場合はそのニュースタイト
ルをクリックすればより詳しい記事内容が表示される。この最初のヘッ
ドライン&コメントのページを読めば全部の記事を読んだような気分に
なれるので、ゆっくりと読んでいる時間のない人におすすめかな。
日経のは、これは厳密にいえばパソコン関係のニュースサイトではな
く、これは日本経済新聞社のホームページのニュースリリースのコーナ
ーだ。実際、ここに陳列されるヘッドラインはパソコンメーカー以外の
ものも多い。URLを「http://www.nikkei.co.jp/」としてアクセスすれ
ば日本経済新聞のホームページのタイトルを閲覧することができる。
◆探せば結構あるもんだ 検索系サイト◆
インターネットで新しいサイトを見つける時にやはりお世話になるの
が検索サイト。入力したキーワードと結びつきの強いホームページをリ
ストアップしてくれる。インターネットを辞書的に使う場合になくては
ならないものだが、同じキーワードでも検索サイトによってその出力は
まちまちだ。より早くほしい情報を手に入れる、より早く見たいホーム
ページを探すためには、キーワードをいろいろと工夫するよりは、目的
別にサーチエンジンを使い分ける事が重要になってくる(と私は考えて
いる)。「使い分け」を行うにはそれぞれのサーチエンジンの特性を知
ることが必要だが、こればかりはいろいろと使ってみて経験を積み重ね
ていくしかあるまい。
ひとつ覚えておくとよいのはサーチエンジンには大きく分けて2タイ
プがあるということ。
1つは与えられたキーワードからキーワードに関連したホームページ
をリストアップするタイプ。サーチエンジンのデータベースは主に人間
の手によって構築されていくのが特徴だ。この方式は有名な Yahoo! な
どが採用しており、インデックス検索型と呼ばれる。
もうひとつはサーチエンジン内に登録されたホームページの内容その
ものに対して検索を行うタイプ。サーチエンジンのデータベースは「サ
ーチロボット」とよばれるプログラムがインターネット上のホームペー
ジを次々にブラウズしていき、ホームページの内容を自動的にデータベ
ースとして登録していく。この方式はTITAN(NTT)などが採用しており、
フルテキスト検索型、全文検索型と呼ばれる。
この2タイプのサーチエンジンのそれぞれの特徴を例を用いて簡単に
解説しよう。
たとえば日本そば屋の「満開庵」という店があったとする。この店で
はホームページをインターネット上に公開しており、その内容は主にそ
の店の最近のメニューだったとする。ここの店主はホームページ公開を
記念して「インターネットそば」というメニューを始めた。当然ホーム
ページには「期間限定! 新メニュー『インターネットそば』始めました」
のような内容が書かれているはずだ。
さて、ここで前者のインデックス検索型のサーチエンジンだと、この
店を「日本そば」で検索した場合は見事ヒットする。というのはサーチ
エンジン運営者がこのホームページをそば屋のホームページだけに「日
本そば」と結びつけて登録したからだ。このサーチエンジンでキーワー
ドを「インターネット」にしても満開庵は見つからない。
全文検索型の場合はキーワードを「インターネット」にしてもヒット
する。それはホームページの内容に「インターネット」の文字列が存在
するからだ。もし、ホームページの内容に「日本そば」「満開庵」といっ
た文字列が存在すれば、きっとキーワード「日本」や「満開」といった
キーワードでもヒットするだろう。
あるひとつのキーワードに対する結果出力はたいていの場合、全文検
索型の方が必然的にヒット数は多くなるが、今の例のように「インター
ネット」をキーワードにしても「そば屋」がヒットしてしまうような
「癖」が目立つことある。この癖が便利な時もあるし、うざったいこと
もあるのだ。
私は普段、
・キーワードがごく一般的な言葉の場合はインデックス型検索
のものを使う
・キーワードが専門的、限定的な場合は全文検索型を使う
のように使い分けている。まぁ、これは私に限らずなれてくるとそうな
るとは思うのだが。
最近はさまざまなサーチエンジンが開発されているし、表だって「う
ちの検索サイトはインデックス型なんですよ」と断りも入っていないの
で、結局、実際に使ってみて結果からサーチエンジンの特性をつかむこ
とが重要になってくる。ちなみに私の経験からすると、「うちの検索エ
ンジンは登録サイト数がXXXXX個もあります」みたいな売り文句はあま
り気にしなくてもいいみたい。
---西川善司のお気にいり---
・infoseek
http://japan.infoseek.com/
・infonavi
http://infonavi.infoweb.or.jp/
・TITAN
http://titan.navi.ntt.co.jp/
・Yahoo!
http://search.yahoo.co.jp/
・Yahho
http://yahho.ita.tutkie.tut.ac.jp/yahho/index.html
・千里眼
◎ http://senrigan.ascii.co.jp/ TYPE=CLI:bmpview -ACFK SENRIGAN.BMP
・MSN検索ページ
http://www.jp.msn.com/freespace/find/default.asp
----------------
とまあ、こんな感じのものを普段使い分けている。いずれも日本語(全
角文字)検索に対応しているサーチエンジンだ。明確に「私は全文検索
型です」といっているのは Infoseek と TITAN の2つ。Yahoo! と
Yahho は使った感じでインデックス型検索のようだ。他のはどういう仕
組みかよくわからない。
検索速度、検索結果の品質が高いのは個人的には Infoseek が気にいっ
ている。かなり大きなデータベースを持っているようで、他のサーチエ
ンジンでは「該当なし」といわれるキーワードでも、ここだと成功する
ことが多い。ちなみに「西川善司」で検索して「検索結果あり」だった
のもここだけだ(だはは)。
その他、明らかにあるとわかっているような有名どころのホームペー
ジを検索する時は Yahoo! を使っている。Yahoo! はキーワード検索よ
りもジャンル別に分類された階層を探っていった方が目的のものを見つ
けやすいと言う気もする。
TITAN は比較的前からある全文検索型。Infoseek よりも検索結果が
多いこともあるが、なんでヒットしたんだが理解に苦しむページも結果
に出てきてしまうこともある。とにかく「該当なし」の結果は嫌だとい
う人におすすめ。検索時に指定できる「絞り込みオプション」というも
のがあり、これを併用すれば全文検索型の「なんでもかんでもキーワー
ドを含むページを表示しちゃう」という欠点をある程度克服することが
できる。
千里眼は Oh!X でも活躍していた田村健人氏制作の検索エンジン。昔
は早稲田大学にあったのだがいつのまにかアスキーのサーバーに移って
いた。
私は別に MSN(Microsoft Network)の会員ではないのだが、ここの
検索ページは誰でも利用できるので勝手に使わせてもらっている。ここ
のページのいいところは日本国内の検索サイト、世界の検索サイトの有
名どころへ検索キーワードを1つのページから行えるところにある。
Yahoo! でダメだったら今度は Infoseek で…というようなことを検索
サイトをいちいち切り換えずに行えるのだ。ただ、このページ単なる検
索ページなのに妙にグラフィックが多くて、表示されるまで結構時間が
かかるのが気になるんだよな~。
◆X680x0ユーザー必見 X680x0関係のサイト◆
X680x0は、インターネットに、ついこの間つながったばかりだという
のにX68関係のサイトはかなり存在する。ちなみに前述の Infoseek で
キーワードを「X68000」として検索すると400件近く出てくる。こうし
たホームページ活動は昨日今日始まったのではなく、X680x0 と
Windows PC(あるいは Macintosh など)を併用しているユーザーの手
で結構前から展開されていたのだ。
実は X680x0 ユーザーの活動はこれまでパソコン通信を中心に行われ
てきたが、インターネットがここまで身近になってきた現在では少し状
況が変わり始めているようだ。
パソコン通信ベースでサポートを展開する上でのもっとも大きな問題
は、アクセス者にかかるコスト的な問題。たとえばあるユーザーメイド
のソフトのサポート「草の根」ネットが北海道だったとすると、九州の
ユーザーはなかなか気軽にアクセスできるものではない(Tri-P接続と
かの手がないこともないけど)。もちろん大手商用ネット上でサポート
すれば、そうした商用ネットは全国にアクセスポイントを持っているの
でこの問題は解決できそうにも思える。しかしこうした活動の中心的人
材である学生にとって意外にも商用ネットに入会するというのは敷居が
高いもの。やはり商用ネットはサービス内容の割には割高なイメージが
あるのだ。
その点インターネットならば月額1,800円~3,000円の固定料金で使い
放題のプロバイダが全国各地で出てきているし、商用ネットと違い、通
信速度が上がっても料金が高くなることもない。ISDN も安くなってき
ている。大学/高校によっては学生が無料でインターネットを活用でき
たりする。そしてなによりもインターネット上ならばホームページとい
う「自分だけの」サポート窓口、発表の場が得られるというのが大きな
魅力だ。もともと何かを作るのが好きで、常に大々的に発表してやろう
と考えてきた X680x0 ユーザーにとってインターネットはまさにうって
つけ。水を得た魚、44マグナムを得たダーティハリーのようなものだ。
そういうわけで、X680x0 ユーザーの活動は徐々にインターネットに
シフトし始めている(これは X680x0 に限ったことではないのだが)。
これからインターネットを始める X680x0 ユーザーは下に紹介するサイ
トを足掛かりとしてどんどん行動の範囲を広げていってほしい。
そういえば満開製作所もパソ通のホストはあるが、正式なサポート・
ホームページはまだない。早いところお願いしますぜ。
---西川善司のお気にいり---
・Oh!Xのホームページ
◎ http://www.softbank.co.jp/dosvstart/netx.htm TYPE=CLI:bmpview -ACFK OH_X.BMP
・Jupiter-X HOMEPAGE
http://www-rd.center.osaka-u.ac.jp/~yamasaki/jupiter/
◎ TYPE=CLI:bmpview -ACFK JX.BMP
・Neptune-X HOMEPAGE
http://www.com.cs.osakafu-u.ac.jp/~shimada/ether/
・マーキュリーユニットのホームページ
http://www.st.rim.or.jp/~jinson/x68/x68000.html
・計測技研のホームページ
◎ http://www.basichouse.com/ TYPE=CLI:bmpview -ACFK KEISOKUG.BMP
・SPSのホームページ
http://www.sps.co.jp/
・GORRY氏のホームページ(ポリバケツX)
http://www.shonan-inet.or.jp/~gorry/x68index.html
・NOZ氏のホームページ(ぽよよん他)
http://www.kdel.info.eng.osaka-cu.ac.jp/~noz/myFSW.html
・ぺけBASICのホームページ
http://www.net117.or.jp/~moremore/x68000/xb/xb.html
・X68000エミュレーターのホームページ
http://www.kumagaya.or.jp/~yamama/emul/index.htm
・Z-MUSICのホームページ
◎ http://www.kt.rim.or.jp/~zenji/index.htm TYPE=CLI:bmpview -ACFK ZMUSIC.BMP
・Z-MUSIC推進委員会
◎ http:/www.asahi-net.or.jp/~PT6N-MTO/ TYPE=CLI:bmpview -ACFK ZMSS_SUI.BMP
・X68000 InfoCenter
http://www.venus.dtinet.or.jp/~pyxis/x68/news.html
◎ TYPE=CLI:bmpview -ACFK X6IC.BMP
・X680x0の部屋(リンク集)
http://ais1.huie.hokudai.ac.jp/~taka/x68k/x68k.html
----------------
最初に挙げているのは X68系インターネットユーザーの聖地とも言わ
れている Oh!X のホームページ。もともとエイプリルフールのジョーク
ページ的に開始されたこのホームページもいつのまにか正式な Oh!X ホ
ームページになってしまった。運営するのは Oh!X 元副編集長の(U)
氏。意外にも、内容は X680x0 に限ってはおらず、話題は JAVA を始め
とした最新テクノロジー寄りのものが多い。とはいえ X680x0 ユーザー
が利用できるソフトウェアも数多くアップロードされているし、元Oh!X
ライター達のホームページへのリンクもあるし、Oh!X 休刊後に刊行さ
れた X68 関係のムックの読者コーナーもあるし、X680x0 ユーザーなら
ばアクセスして損はない。
続く3つ「Jupiter-X HOMEPAGE」「Neptune-X HOMEPAGE」「マーキュ
リーユニットのホームページ」はそれぞれ X680x0 対応の同人ハードウェ
アのサポートホームページだ。
Jupiter-X はX68030系でなく、X68000系に68040/68060 MPU を載せて
しまうアクセラレータ。こうした同人ハードは定期的に購入希望者を募
り一定数に達したところで実際の配布が行われるのだが、97年5月現在
では残念ながら購入希望者の応募は行われていない。タイトルページに
はこの Jupiter-X を搭載した X68000 ACE の写真が掲載されている。
Neptune-X は DOS/Vパソコン用の LANカードを X680x0 上で使えるよ
うにする ISA-X68 BUS変換ボード。これは結構いろんなところで購入希
望者を募っているので欲しい人は関連サイトをこまめにチェックしたほ
うがいい。ちなみに私も最近1枚購入した。
マーキュリーユニットは電脳倶楽部の読者ならばすでにお馴染みのボ
ードだろう。いわずと知れた高品位PCMサウンドボードだ。ここのホー
ムページは満開で販売しているまーきゅりーゆにっとの原型を制作した
グループによるホームページだ。
このあとは同人ソフト/フリーソフトのホームページをいくつか紹介
している。
GORRY氏は SUSIE.X(CDROM,MOなどに対応した統合SCSIドライバ)の
制作者でもあり、電波マイコンソフトのスタッフとしても知られている
著名なフリーソフト作家だ。このページでは氏の制作したフリーソフト
の最新版が入手できる。
NOZ氏もその筋では有名なフリーソフト作家だ。ここではX68版の
「ぷよぷよ」ともいうべき「ぽよよん」の最新版が入手できる。
「ぺけBASICのホームページ」は電脳倶楽部でほぼ、毎回使用されて
いるX-BASICの高速&機能拡張版「ぺけBASIC」を紹介している。
X68000エミュレーターのホームページはその名の通り、なんと
Windows95/NT 上で X68000 のソフトが動かせるというエミュレーショ
ンソフトのホームページだ。まだ、開発途中バージョンであるため動作
は完璧ではないが、すでに一部のゲームソフトなどは動作するらしい。
現在のバージョンのスピードは「もし Pentium 300MHz くらいで動かし
たとしたならば、だいたい X68000 の 10MHzモデル程度の速度」などと
いわれているが、まだ開発は始まったばかりなので、今後の発達のしよ
うによってはとんでもないものに化ける可能性もある。Windows パソコ
ンを所有しているユーザーはぜひともデバグ活動に協力してあげて欲し
い。
Z-MUSIC のホームページは私が運営している Z-MUSIC のサポートペ
ージだ。最新版の Z-MUSIC のダウンロードができる以外にこれといっ
て変わったものがないページだ。いちおう「(善)の勝負はこれからだ」
調のエッセイが日記形式で書かれているので興味のある人はどうぞ。
Z-MUSIC 推進委員会は Oh!X の Liveコーナー(ミュージックプログ
ラムコーナー)の常連だったマッチュンこと松尾直樹氏が運営する
Z-MUSIC ユーザーズページ。全国の Z-MUSIC ユーザー間での情報交換
を目的としたホームページだ。
X68000 InfoCenter は X68系ニュースサイトともいうべきホームペー
ジで、ここ最近の X680x0 関係の話題を時間順にヘッドラインとして掲
示している。かなり細かい話題についてもフォローしているので
X680x0 ユーザーは少ない X68 情報を見逃さないためにも定期的にチェッ
クしたほうがいいだろう。最近のヘッドラインは「満開製作所 PCIスロッ
トキットの開発企画中」とか「満開製作所アクセラレータ Coldfire-X
の開発企画中」などなど満開関係のものが多い(Z-MUSIC Ver.3.0ムッ
ク発売時にはここにもちゃんとヘッドラインが出たんだよ)。
今まで挙げたもの以外にも、インターネット上にはたくさんの
X680x0 関係サイトが存在する。そうした X680x0 関連のサイトの URL
をまとめたホームページ・リンク集が、最後に紹介している「X680x0
の部屋」だ。この種の X68 ホームページリンク集もここ以外に数多く
あるが、ここ「X680x0の部屋」は、URL をジャンル別に整理してまとめ
てあるところが個人的に気に入っている。
◆いつも最新版を使いたい オンラインソフトのサイト◆
インターネットユーザーの多くは、普段使っているオンラインソフト
(シェアウェア、フリーソフト)のサイトをその徘徊経路に組み込んで
いることが多い。私もその例外に漏れないいちユーザーだがこういうも
のはきわめて個人的な趣味に片寄るのであまりここで紹介しても意味が
ないかもしれない。しかも、ここで紹介しているのは1つを除いて全部
X680x0 以外のオンラインソフトのサイトだし。ちなみに X680x0 用の
オンラインソフトのサイトは上で紹介している「X680x0の部屋」のリン
ク集に多数リストアップされているので是非とも参考にしてもらいたい。
---西川善司のお気にいり---
・ARAKEN氏のホームページ
http://www2k.meshnet.or.jp/~araken/
・FileVisorのホームページ
http://www.lightship.co.jp/
・FTPエクスプローラのホームページ
http://www.ftpx.com/
・ページブラウザのホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~TC7Y-SSGW/pgbr.htm
・吉崎栄泰氏のホームページ
http://www.clione.co.jp/clione/lha/index.html
・秀まるお氏のホームページ
http://www2.mitene.or.jp/maruo/
・ベンチマークプログラムのホームページ
http://www.dfw.net/~sdw/benchloc.html
・TIMIDITYのホームページ
http://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/~shom/timidity/
◎ TYPE=CLI:bmpview -ACFK TIMIDITY.BMP
・WinGrooveのホームページ
http://www.cc.rim.or.jp/~hiroki/index.html
・P&Aシェアウェアのホームページ
http://www.pandasw.com/
・オンラインソフト検索ページ「PON」
http://www.recruit.co.jp/npon/
----------------
ARAKEN 氏は Windows 系のフリーソフト作家でテキストエディタから
マウスドライバさまざまなものをリリースしている。マイクロソフト
「インテリマウス」の活用の幅を広げてくれた、氏の作である「どこで
もホイール」は私も愛用させてもらっている。
吉崎栄泰氏は LHA の作者、秀まるお氏は秀丸エディタ、秀TERMの作者、
両者とも日本の Windows 界では著名なソフトウェア作家だ。
ベンチマークプログラムのホームページ。これは海外のサイトだ。よ
く Windows 系のパソコン雑誌で「3DBench」とか「Wintach」とかのベ
ンチマークプログラムのテスト結果が掲載されているが、ああいったベ
ンチマークプログラムの「ありか」を示してくれているホームページだ。
Windows パソコンを所有しているならばパソコン誌をより楽しく読むた
めにもやはり1つくらいベンチマークプログラムは持っておいた方がい
いだろう。
TIMIDITY、WinGroove とは、両方とも最近 Windows の世界で流行の
「ソフトウェア MIDI」の名前だ。ソフトウェ ア MIDI とは MIDI 音源
モジュールを CPU パワーと PCM 音源でエミュレートしてしまおうとい
うもので、SC88 とほぼ同等の性能を持つローランド製 VSC88、MU50 と
ほぼ同等の性能を持つヤマハ製 S-YXG50 が有名だ。このソフトウェア
MIDI を使えば MIDI インターフェースがなくても、PCM音源さえあれ
ば世の中にたくさんあるMIDIデータ(多くの場合Standard MIDI File:
SMF)を演奏できるのだ。
そしてこの TIMIDITY、WinGroove は個人ユーザーが制作したソフト
ウェア MIDI なのだ。そしてなんと TIMIDITY の方は X680x0 版もリリ
ースされている。040turbo クラスの CPU パワーがあればリアルタイム
かつ音切れするることなく演奏が出来るらしい。あるいは演奏結果を1
つの PCM ファイルにレンダリングして出力させ、これを演奏させるこ
ともできるので X68030 以下のパワーの足りないマシンでも利用可能な
システムのようだ。後者の場合は CPU パワーを使わないかわりに HDD
の容量をくい潰すデメリットがある。音色データのフルセット版が 10MB
近いのでアナログ回線経由のダウンロードには相当の気合が必要かも。
P&A シェアウェアはシェアウェアのオンラインショッピングのページ。
運営しているの秋葉原のパソコンショップとしても有名なあの P&A だ。
「え? シェアウェアなんて NIFTY でも買えるじゃん」と思う人もい
るだろう。しかし、P&A シェアウェアでは海外ユーザーが制作したシェ
アウェアの正式版も購入することができるのだ。
海外のシェアウェアの送金はクレジットカードが必要だったりして、
その際クレジットカード番号を送信しなければならず、この時のセキュ
リティ面が心配になったりするものだ。このサイトでは(もちろんクレ
ジットカードによる買い物もできるが)銀行振り込み、郵便振替、現金
書留といった手段で海外のシェアウェアを購入することができるのだ。
値段は処理代行手数料が加算されるのでシェアウェアの通常単体価格よ
りも少し高くなっているが、まぁ、安心を買うと思えば安いものだろう。
アフターケアもこのサイトで行っているので安心だ。購入したソフトに
問題があれば、当然、日本語で P&A に質問メールを送り付ければサポ
ートしてもらえる。
「PON」は「Personal ware On the NET」の略で検索サイトの一種と
もいえるところ。ここではネット上にあるシェアウェアや市販ソフトの
体験版の所在地を与えたキーワードで検索することができるのだ。まぁ、
「ソフトタイトル検索に特化されたサーチエンジン」といっていいかな。
ユニークなのはそのソフトのレビュー記事も参照できる点。ソフト購入
前に利用するといい。
◆ゲーマー必見 ゲーム関係のサイト◆
ちょっと昔まではパソコン用ゲームソフトというと「売りきり」でバ
グがあったりしても、よほどひどい場合でないと無償アフターサポート
というものはなかったものだ。まぁ、フロッピーディスクに書かれたコ
ピープロテクト込みのゲームプログラムに対してプログラムのアップデ
ートを行うにはいろんな意味での危険が伴うため、どのメーカーもそう
いったサービスには消極的だった。
ところが、ほとんどのゲームが HDD ベースで動作するように作られ
ている現在では、比較的簡単にプログラムの書き換えが可能だ。新バー
ジョンをインストール先のHDに上書きすればよい。書き換えによってな
んらかのトラブルが発生したらもう一度旧バージョンをインストールし
直せばいいわけだし。
そういった新バージョンを供給するメディアも以前は商用ネットとか
メーカーが運営するパソ通ネットに限られていたわけだが、現在では、
そう、インターネットが身近なものになってきている。そこで最近では
ゲームメーカーも、ゲーム発売後、インターネット上のホームページで
ユーザーの声を反映してのアップデートバージョンのリリースを行うよ
うになってきた。日本のメーカーはせいぜいバグ修正対応版の公開止ま
りだが、良心的な海外のメーカーの中にはグラフィックスやサウンドの
グレードアップまで行った新バージョンをホームページ上で公開すると
ころもある。
もちろん、パソコンゲームメーカー以外のゲーム・サイトも動きも活
発だ。プレイステーションやセガサターンなどの家庭用ゲーム機ソフト
メーカーのホームページはどこのゲーム雑誌よりも早く発売予定タイト
ルの情報をリークしてくれている。メーカーのなかにはゲーム本体に付
いてくるマニュアルよりもゲームの世界の設定やキャラクター紹介を行っ
ているところもあったりして、見ているだけでおなかいっぱいにさせて
くれるホームページもある。また最近ではソフトハウスのブランドより
もゲームクリエイター個人にファンがつくことがあるようだが、そういっ
たクリエイター達の開発秘話のようなものが読めるのもこういったゲー
ムメーカーのホームページならでは、だ。
さて、なにもゲーム関係のサイトはメーカーサイドのものばかりでは
ない。もちろんユーザーサイド、つまりゲーマー達の手によるホームペ
ージも数多い。こういったサイトではゲームメーカー、出版社の都合無
視の突っ込んだ攻略情報がどのゲーム誌よりも早く掲載されるのが特徴
だ。ゲーム発売後、攻略本はメーカーサイドの「GOサイン」が出るまで
出版されないし、パソ通のゲーム情報ボードはプレイしている人の楽し
みを奪わないようにと暗黙の自粛が働いて感想文程度の書き込みしか行
われないものだ(例外はあるが)。いち早くゲームの攻略情報が欲しい
時にはこういったサイトを利用するといい。こうしたユーザーサイドの
ゲーム関係サイトによってはタイムアタックやスコアランキングを実施
しているところもある。1位になったところで何かもらえるというわけ
ではないのだが、ひとりだけでプレイするより張り合いが出てくるもの。
ただしそのスコアを証明する「証拠」を必要とする場合もあるのでデジ
カメや画面キャプチャツールなどをプレイ時にはいつも用意しておかな
てくは、だね。
---西川善司のお気にいり---
・セガのホームページ
http://www.sega.co.jp/
・コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
・タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
・SNKのホームページ
http://www.neogeo.co.jp/
・サンソフトのホームページ
http://www.sun-denshi.co.jp/soft/soft-j.htm
・テクモのホームページ
http://www.webcity.co.jp/tecmo/
・プレイステーション(SCE)のホームページ
http://www.scei.co.jp/
・バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
・マイクロプローズのホームページ
http://www.microprose.com/
・ロジックファクトリーのホームページ
http://www.logicfactory.com/
・システムソフトのホームページ
http://www.systemsoft.co.jp/
・リバーヒルソフトのホームページ
http://www.riverhillsoft.co.jp/
・ゲームバンクのホームページ
http://www.gamebank.co.jp/
・idソフトウェアのホームページ
http://www.idsoftware.com/
・Tri-6のホームページ
http://www.jp.tri6.net/
・64Gamer's HEAVEN
http://www2t.biglobe.ne.jp/~yama/game/index.htm
・NINTENDO64 Users' HOMEPAGE
http://www.kidsnet.ne.jp/~yuichiro/nintendo64/ie/index.html
・たまごっち倶楽部
http://home.highway.or.jp/kazuyan1/tamagotti.htm
・もどきっち
http://www.cup.com/xyz/javas/
・GAME JAPANのホームページ
http://www.rcp.co.jp/recca/
・アーケードゲーム・エミュレーターのホームページ
http://www.vu.union.edu/~peekb/arcade/index.html
----------------
以上が私がときどきチェックするゲーム関係のサイト。はじめの方に
並んでいるのは見ての通り有名ゲームメーカーのホームページだ。新作
ゲームの体験版がダウンロードできたりする場合があるので、ゲームの
購入予定があるならば事前にチェックするのは当然の助動詞「べし」っ
て感じだ。
最近ダウンロードしたのは Windows95 用「ナムコヒストリー Vol.1
体験版」。ナムコヒストリー Vol.1 は「ゼビウス」「スーパーゼビウ
ス」「マッピー」「トイポップ」「モトス」といったオールドゲームを
Windows95 上で復刻したもので、販売はナムコだが開発は電波マイコン
ソフトの X680x0 シリーズ用「ビデオゲームアンソロジー」シリーズの
スタッフの一人であった Ussy 氏が担当している。このソフト、実は
「移植モノ」ではなくていわゆる「エミュレータもの」なのだ。ゲーム
基板のハードウェアまでもソフトウェアでエミュレーションして動かし
ているらしい。サウンド周りもわざわざ音源チップのエミュレータを起
こしてやっているとのことで、あのナムコ PSG のサウンドがサンプリ
ングサウンドではなく(ほぼ)生の出力状態のものを聴くことができる
のだ。
ところで、このソフト、CPU は当然として周辺ハードのエミュレーショ
ンまでやっている関係で、昔のゲームの復刻版にしては結構な CPU パ
ワーを必要とする。だいたい快適にプレイするには最低でも Pentium
133MHz は欲しい。で、ナムコのホームページの「http://www.namco.co.
jp/cs/pc/nh_vol1/index.html」でダウンロードできる体験版は手持ち
の Windows パソコンがちゃんと製品版で遊べるパワーを持っているか
どうかテストできる機能を持っている。これが動けば製品版も動くよと
いうことだ。なかなか親切だね。ダウンロードできるのはゼビウスとマッ
ピーの2タイトル。ただし、体験版なので5分間しか遊べないぞ。
私は先日製品版を購入したのだが、このソフト、HDD にインストール
しても実行時に CDROM を挿入していないと起動できないのだ。実行ファ
イルなんて 1MB もないのに。まぁ、違法コピー対策なんだとは思うん
だけど。サブノートパソコンにインストールして外でも遊べるかなーと
思ったのに、残念。
話題をもとに戻して、と。
idソフトウェアは全世界的にヒットした対戦 3Dシューティング
「DOOM」のメーカーだ。ここの人気作品「QUAKE」も同種のゲームだが、
続いて紹介している「Tri-6」は日本国内では著名なこの「QUAKE」の対
戦サイトだ。「QUAKE」さえ持っていればただでインターネット通信対
戦プレイが楽しめる。私もさんざんやっているが、いつも熱中してしま
い時間の過ぎるのを忘れてしまう。「Tri-6」のホームページは、この
対戦サイトのサポートホームページで、ほぼ全面「QUAKE」の話題で埋
め尽くされている。海外の対戦サイトとのリンクもあり、国内の相手に
飽きた時はそちらまで遠征することもできる。とはいっても日本人と思
しきプレイヤーがたくさんいたりするんだな、これが。
そのあとの「64Gamer's HEAVEN」「NINTENDO64 Users' HOMEPAGE」は
ニンテンドウ64ユーザーのホームページ。ニンテンドウ64用ゲームのス
コアランキングや攻略記事を主に扱っている(スターフォックスの攻略
は参考になりました)。
「たまごっち倶楽部」は今話題のたまごっちの情報ページだ。「もど
きっち」も同じようなホームページだが、ここはちょっと前まで JAVA
で書かれたオンラインたまごっち(あるいはインターネットたまごっち
?)ともいうべき類似品を無料公開していたのだがバンダイからクレー
ムが付いたのか、公開を休止してしまった。ま、しようがないね。
GAME JAPAN はゲーム業界の最新ニュースを提供してくれるホームペ
ージ。運営するのはゲーム攻略本の制作などを手がけているレッカ社。
毎週火曜日に最新のゲーム業界情報をメール配信してくれる無料サービ
ス(いわゆるメーリングリストというやつ)を行っている。ゲームの発
売情報はもちろん、各ゲーム会社の台所事情、著名クリエイターに対し
てのインタービュー記事など、内容はバラエティに飛んでおりしかも濃
い。ここをチェックしておけばゲーム業界のゴシップにはこと欠かない
だろう。
ラスト「アーケードゲーム・エミュレータ」はちょっと紹介していい
か悪いか悩むところ。このサイトは個人でアーケードゲームの基板を解
析し、独自にエミュレータを開発、公開しちゃってるホームページなの
だ。上で紹介したナムコヒストリーのようなソフトを無料(あるいはシェ
アウェア!)で提供しているということだ。ゲームタイトルは「パック
マン」とか「スクランブル」、「ペンゴ」などのオールドゲームが中心
だが、なかには新しめのものもあったりする。もちろんメーカーの協力
なしでやっているので、音が鳴らなかったり途中で暴走したりするもの
がずいぶんと多いのだが、しかしそれにしてもその解析能力と開発力に
は目を見張るものがある。「こ、これが世界の力なのか!?」と私も漏ら
したほどである。
ゲームは動いてしまえばほぼまったく本物そっくりに動く。ただ動か
すまでが市販ソフトと違い難しいのだ。
パチンコは、その出玉を換金することを法律上では認められていない
のになぜかよく「ン万もうけた」という話を聞く。これは多くのパチン
コ店が、出玉をダミーの景品に交換し、近くだが別の場所にある景品引
き取り店でダミー景品を現金に交換してくれるというシステムを採用し
ているからだ。アーケードゲーム・エミュレータのページではこれと似
たシステムを採っている。
まず「アーケードゲームのロムページ」というのがあり、ここではゲ
ーム基板の「吸い出しロムデータ」がアップロードされている。ここで
公開されているデータは単なるロムイメージのバイナリデータなので単
体では何の役にも立たない。こういったページは、「表向き」としては
ただ「基板のデッドコピー・プロテクトを回避して『吸い出し』に成功
したんです」という自己満足ホームページとなっている。こういうホー
ムページには「ゲーム関連のホームページ」紹介コーナーがあり、「エ
ミュレータソフトのページ」へのリンクが張ってある。
「エミュレータソフトのページ」側では自ら開発した、他のハードウェ
アのエミュレーション・ソフトを公開しており、それ単体をダウンロー
ドして実行してもなにも起こらない。つまり、2つの別々の(本当に独
立しているかは疑わしいが)ホームページで「ロムデータ」「エミュレ
ーション・ソフトウェア」の両方をダウンロードしなければゲームは動
かすことができないのだ。本当は、ロムデータを公開している時点で違
法な気もするのだが「別にゲームを公開しているわけじゃないんだから
見逃してよ」と開き直っているみたい。
かといって、「システムXX基板エミュレータ」というソフトがあった
としてもシステムXX上で動いていたゲームが全部動くかというとそうい
うわけでもなく、また、エミュレータソフトもかなりの種類があるので
どのロムデータとどのエミュレータソフトでなにが動くかというのはい
ろいろ試してみないとわからない。ちなみに「相性」についてメールで
問い合わせてもなにも教えてくれないよ。だって彼らは「建て前」はゲ
ームを動かすことが目的じゃないんだから…。ところでこういったサイ
トはゲーム会社の訴えでどんどん閉鎖されている傾向にある(当然かも
しれないが)。とはいっても国よっては著作権無法地帯もあるからねぇ…
この先どうなるかわからないが、まぁ、こういったホームページも見て
みたいという人はお早めに、どうぞ。
◆アフターサポートを最大限活用しよう 大手メーカーのサイト◆
これまで、メーカーの「善し悪し」を判断するのに、製品の品質とか
性能というのを重視してきたと思う。とくにパソコン関連製品はそうだっ
たと思う。しかし、メーカー間にそれほど明確な技術力の差というもの
が感じられなくなった最近では、そういった要素だけで評価するのは難
しい。
むしろ製品に対しての評価は、使っていくうちに発生する問題に付い
て、メーカーがどれくらい迅速に対応してくれるかというところで決まっ
てきるのが最近の風潮だ。そう、つまりアフターサービスの品質が重要
になってきているのだ。
95年末、Windows95 発売後マイクロソフトはもちろん、Windows95 搭
載パソコンメーカーへの問い合わせは殺到し、会社によっては1日に
1,000件を超えることはざらということもあったとか。当然電話はなか
なか繋がらず、繋がってみれば「マニュアルを読んでみてください」の
ひと言で切られる。同期してユーザーもぶち切れる…というわけだ。
こうしてこの頃からこうしたパソコンおよびソフトメーカーのサポー
ト体制の不備が各メディアで取り上げられるようになった。こうした不
評の嵐に対してメーカー側が打ち出してきたのがインターネット上での
サポートの充実だ。実際95~96年にかけてのメーカー製ホームページの
設立ラッシュは凄まじいものがあった。
しかしちょっと前まではメーカーのホームページは「クソ」のひと言
だった。読みたくもない社長の自己紹介が画像入りでドデカく載ってい
たり、「What's new?(最新ニュース)」の日付が3カ月前だったり、
新製品情報にはモデルチェンジ前の生産終了したモデルが掲載されてい
たり、と、クソゲーならぬ「クソぺー」の愛称がふさわしいホームペー
ジがゴマンとあったものだ(ドキッとしたメーカーのホームページ制作
担当者もいたりして?)。
ところが最近ではずいぶんとメーカー製ホームページも改善されてき
ているようだ。各機種ごとに FAQコーナーを設けて、これを頻繁に更新
するようになったし、新製品カタログは店頭に実機が並ぶよりも圧倒的
に早くホームページに掲載されるようになった。これまでは有償で、し
かもいちいちメーカーに本体を戻す事が必要だったファームウェアの書
き換えなんかも、プログラム本体がホームページ上で公開されてユーザ
ー自身が(しかもフリーで)行えるようになった。
これからはインターネット上でのサポートの品質がメーカーの評価を
決める重要な要素のひとつになることは間違いない。
---西川善司のお気にいり---
●パソコンメーカー&一般メーカー
・カシオ
http://www.casio.co.jp/
・ヒューレットパッカード
http://www.jpn.hp.com/
・アキア
http://www.akia.com/
・アップル
http://www.apple.co.jp/index.html
・ケムUSA
http://www.chemusa.com/
・コンパック
http://www.compaq.co.jp/
・デル・コンピュータ
http://www.dell.com/jp/
・日本DEC
http://www.dec-j.co.jp/
・IBM
http://www.ibm.co.jp/
・マイクロン
http://www.mei.micron.com/default.htm
・ナナオ
http://www.nanao.co.jp/home/
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・沖電機
http://www.oki.co.jp/OKI/Home/JIS/index.html
・パッカードベル
http://www.packardbell.com/
・パナソニック
http://www.panasonic.co.jp/mei_division/ied/
・シャープ
http://www.sharp.co.jp/index.html
・東芝
http://www2.toshiba.co.jp/pc/index_j.htm
・サンヨー
http://www.sanyo.co.jp/
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fmworld/index.html
・日本インターグラフ
http://www.intergraph.com/jp/
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
・ティアック・システム・クリエイト
http://www.tsc.teac.co.jp/
・セイコーエプソン
http://www.epson.co.jp/
●パソコン周辺機器メーカー
・リコー
http://www.ricoh.co.jp/
・マイクロニクス
http://www.micronics.com/
・Acer
http://www.acer.com/aac/
・アダプテック
http://www.adaptec.com/
・ASUSTeK
http://asustek.asus.com.tw/
・富士ゼロックス
http://www.fujixerox.co.jp/
・マイクロスター
http://www.msi.com.tw/
・ラトック
http://www.rexpccard.co.jp/home.shtml
・ロックウェル
http://www.nb.rockwell.com/
・テクラム
http://www.tekram.com/
・タイアン
http://www.tyan.com/home.html
・アセットコア
http://www.assetcore.co.jp/
・インテル
http://www.intel.co.jp/
・カノープス
http://www.canopus.co.jp/
・アイオー・データ機器カノープス
http://www.iodata.co.jp/
・キヤノン
http://www.canon.co.jp/index-j.html
・サン電子
http://www.mmjp.or.jp/sundenshi/index.html
・メルコ
http://www.melcoinc.co.jp/
・シーラスロジック
http://www.cirrus.com/
・ダイアモンド・マルチメディア
http://www.diamondmm.co.jp/
・マトロックス
http://www.matrox.com/
・ナンバーナイン
http://www.nine.com/
・S3
http://www.s3.com/
●ソフトメーカー
・アドビ
http://www.adobe.co.jp/
・インクリメントP
http://www.incrementp.co.jp/indexj.html
・メディアビジョン
http://www.iijnet.or.jp/mvi-cs/
・ジョルダン
http://www.jorudan.co.jp/
・ジャストシステム
http://www.justsystem.co.jp/
・マクロメディア
http://www.macromedia.com/
・ノバック
http://www.novac.com/
・リアルオーディオ
http://www.realaudio.com/
・サウンドフォンダリー
http://www.sfoundry.com/
・ビレッジセンター
http://www.villagecenter.co.jp/
・XINGテクノロジー
http://www.xingtech.com/
・アルプス
http://www.alpsmap.co.jp/
・ヴァル研究所
http://www.val.co.jp/
●パソコンショップ
・プロサイド
http://www.proside.co.jp/
・フロンティア神代
http://www.urban.or.jp/home/frontier/
・ラオックス
http://www.laox.co.jp/
・マックスコンピュータ
http://www.maxuscomputer.com/
・サードウェーブ
http://www.iijnet.or.jp/thirdwave/
・ツートップ
http://www.twotop.co.jp/
・ソフマップ
http://www.sofmap.co.jp/
・ネット・イン・アキハバラのホームページ
http://www.net-in-akihabara.co.jp/index.htm
●その他のメーカー(?)系のサイト
・NTT
http://www.ntt.co.jp/index-j.html
・郵政省
http://www.postal.mpt.go.jp/
・ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/
----------------
「ティアック・システム・クリエイト」「セイコーエプソン」のパソ
コンはユーザーが購入時にパーツを自由にカスタマイズできるところに
メリットがあるが、しかし、その製品の部品構成によって値段がまった
く異なってくるために見積が難しい。そこで同社のホームページではオ
ンラインによる見積が可能になっている。ページ内のリストボックスか
ら必要なパーツを選んでいくだけで合計金額がその場で表示されるシス
テムになっている。通信販売も行っているのでこれならば遠方の人も気
軽に利用できる。
「ネット・イン・アキハバラ」と「秋葉原マップ」は秋葉原にあるパ
ソコンショップの最新商品情報が入手できるページだ。取材担当が見つ
けた超変なグッズとかお買い得情報や人気商品がもっとも安く買える店
の紹介など、かなり突っ込んだ情報を惜しげもなく公開している。特に
「秋葉原マップ」はパソコン誌中の広告の店がどこにあるのか下調べす
る時にも役に立つ。うちにいながらにして秋葉原を散策している気分に
なれるだろう。
NTTのホームページはよく利用するのだが巨大すぎて非常に目的の情
報を探しにくい。情報は早くて多いのだが、この節で取り上げたホーム
ページのなかでもっとも操作性が悪いと思う。改善して欲しいところだ。
◆音楽はインターネットで聴く? 音楽関係のサイト◆
ホームページ設立ブームにのって音楽関係、特にレコード会社のサイ
トも続々登場している。カタログの掲載しかやっていないホームページ
も多いが、なかには発売するCDの各曲のデモサウンドをリアルオーディ
オ(同名のソフトメーカーが開発したインターネット上で音声を配信す
るためによく利用される技術。音質はそこそこだがアナログ回線でもリ
アルタイム再生が可能)で聴けたりするところもある。
とはいっても昔も今ももっとも効果の大きいレコード会社のプロモー
ト手段はやはりテレビ・ラジオなわけで、ホームページの性格はゲーム
関係サイトと似ているものの取り組み方の積極度は低いといった感じ。
それよりも新しいメディアが大好きなアーチスト達が(レコード会社
とは独立した位置付けで)設立しているホームページの方が面白いもの
が多い。アーチスト自らが語るレコーディングの後日談などはファンに
とっては感激ものだ。なかにはアーチスト自らが打ち込んだ MIDI デー
タ(ほんとかなぁ?)を公開しているところもある。
「パソコン」と「音楽」とくれば連想される言葉は「MIDI」だが、当
然 MIDI データを取り扱ったサイトも数多く存在する。こうしたホーム
ページの設立者は主にアマチュアミュージシャンだ。こうしたホームペ
ージでは音楽演奏に対応している Web ブラウザを使用しているならば
特に専用プレイヤを起動することなく彼らのオリジナル曲を聴くことが
できる。こうしたホームページをサーフィンしていくのは、今は少なく
なったホコ天バンドを聴き歩くような感覚で楽しい。
ちなみにサーチエンジンで「MIDI」で検索すれば一生かかってもすべ
てを聴き尽くすことはできないくらいの量のホームページのリストが画
面に現れるはずだ。しかし、こんなことをいっては怒られそうだが、質
のいい音楽にめぐり逢えることは実はまれである。たはは。
ところでインターネット上で聴ける音楽としては、まだ MIDI という
メディアは発展途上であるのは事実。というのは演奏する(MIDI)音源
が各パソコン利用者によってまちまちであるということと、全部のミュ
ージシャンが MIDI 技術に明るいかというとそうでもないということな
どが原因として挙げられる。そういう意味では現在のほぼ全部のパソコ
ンで採用されていて、データの作成手段がかなり容易な「PCM音源」を
ターゲットにした音楽データのみを公開しているところも多い。DTM 系
でなくプレイヤ系のミュージシャン、たとえばギタリストなんかのホー
ムページでは特にその傾向が強い。
PCM データというと巨大というイメージがありその取り扱いはオンラ
インベースではふさわしくないという見方もある。しかし、すでに紹介
したようなリアルオーディオというような技術も開発されてきており、
これを利用すればすべてをダウンロードせずともダウンロードしながら
聴くことができる(気にいらなければ再生を停止すればいい)のでそう
いった心配は解消される方向にある。
おそらく今後も PCM ベースの音楽データは MIDI と共存して行くこ
とだろう。
---西川善司のお気にいり---
●ミュージシャン
・カシオペア
http://www.cfc.co.jp/casiopea/
・松前公高(元SST)
http://shrine.cyber.ad.jp/~matsumae/index.html
・並木晃一(元SST)
http://www.bekkoame.or.jp/~k-namiki/
・坂本龍一
http://www.kab.com/m/siteskmt/
・小室哲也
http://www.komuro.com/index.html
●ゲームミュージック
・ビクターエンターテインメント
http://www.jvc-victor.co.jp/studio/view.html
・サイトロン
http://www.scitron.co.jp/
・ZUNTATAのホームページ
http://www.yk.rim.or.jp/~babi/
●アマチュアミュージシャン
・ミュー・レコーディングス
http://www.st.rim.or.jp/~t-nishi/myu/myu.htm
・Twilight Over The D-Train
http://user.parknet.co.jp/nao/
●音楽ソフトウェア
・カモンミュージック
http://www.comeon.co.jp/cm_world/index.htm
・リアルオーディオ
http://www.realaudio.com/
●サウンドデバイスメーカー
・クリエイティヴ・メディア
http://www.ctlsg.creaf.com/index.html
・サウンドブラスターAWE32/AWE64のホームページ
http://www.edu.isy.liu.se/~d93jesno/awe32home.html
・デジタルオーディオLabs
http://www.digitalaudio.com/
・フックアップ
http://www.tokio.com/HOOKUP/
・ヤマハXG
http://www.yamaha.co.jp/xg/index.html
・ローランド
http://www.rolandcorp.com/japan/
●MIDIデータ
・Composer's Spoltlight
http://www.aquila.com/chris.plasch/compose/compose.htm
・MIDI composers' Exchange
http://www.mindspring.com/~s-allen/picks.html
◎ TYPE=CLI:bmpview -ACFK COMPOSER.BMP
・サウンドクラブ
http://www.sainet.or.jp/~sakae/sound/
・DTM/MIDIインフォメーションページ
http://www.bekkoame.or.jp/~naoya-ma/
●その他
・PC MUSIC
http://www.softbank.co.jp/music/
----------------
カシオペアのホームページはニューアルバムのサウンドクリップを聴
けたりビデオクリップが見られたりとなかなか先進的。
小室哲哉のホームページは以前は自由に曲データがダウンできたのだ
がいつのまにか会員制になってしまった。現在会員募集は終了している。
ここは派手でいいのだがいかんせん全容がつかみにくい。
ミュー・レコーディングスは善バビでも何回か取り上げたことのある
同人CD製作グループだ。同グループが販売しているCDのサウンドクリッ
プを聴くことができる。購入を考えていた人はまずここで視聴してみた
らどうかな。
「サウンドブラスター AWE32/AWE64 のホームページ」はメーカーの
ホームページではなくサウンドブラスターユーザーによるもの。サウン
ドブラスター用のユーザーメイドのツールや音楽データが充実している。
サウンドブラスターの製造元であるクリエイティヴ・メディア社のホー
ムページと併用するとよい。
「ヤマハ」「ローランド」といえば2大 MIDI 機器メーカーだ。私見
だがオンライン上のサポートは圧倒的にヤマハの方が優れていると思う
(ローランドのホームページは実は悪いメーカー製のホームページの見
本みたいなところだったりする…)。
ヤマハのホームページでは流行のソフトウェア MIDI「S-YXG50」の体
験版が入手できるし、ホームページで使用可能な MIDI データなどもダ
ウンロードできる。最新の MIDI 事情などの情報も多く、DTM フリーク
ならば「ローランド系音源ユーザーであっても」チェックして損はない。
最近では坂本龍一のインターネットライブの参加者を募集していた。こ
れは坂本龍一がライブ会場で弾くキーボードの MIDI データがインター
ネットを介してリアルタイムで送信されてくるという非常に興味深い企
画だ。私も応募したが残念ながら抽選で外れたようだ。がっくん。
「Composer's Spoltlight」「MIDI composers' Exchange」は良質な
アマチュアミュージシャンの MIDI データを紹介するサイトだ。昨年の
CDROM版電脳倶楽部「すご電」の CD-DA で収録されたトラック5「MEGA
PULSE」の作曲者である「あのまりあ氏」もここで紹介されている。
「PC MUSIC」は去年休刊になってしまったソフトバンクのDTM系音楽
誌のホームページだ。カシオペアの向谷実が監修していたり、雑誌とし
ては値段が高かったり、と、いろんな意味で異端な存在だった同誌だが、
休刊後もオンライン・マガジンとして MIDI 関係の情報発信を中心に活
動を継続している。DTM フリークならここのチェックはもはや「基本」
だろう。
◆笑うも怒るもあんたの勝手 クレージーなサイト◆
世の中にはクレージーな奴らがいっぱいいる。ダークサイドでクレー
ジーなヤツもいるが、もちろん「すごい」という意味でクレージーなヤ
ツもいる。そういう連中が作ったホームページはもちろんクレージーな
内容になっており、読むもの、見るものを楽しませてくれる。もちろん
怒らせてくれる場合もあるが。
こうしたタイプのホームページで私が最近特に注目しているのは「ア
ンチ」系のもの。なにかに対して反対している人達のホームページだ。
テレビの対談と違い、発信する側の一方的な意見が展開されるところ
がこのタイプのホームページの特徴で、内容は行き着くところまでイっ
ちゃっている。もちろんそのホームページが訴えている主義主張に反対
する側から見れば、それは不快きわまりない内容ということになるわけ
だが、同調できる立場からはこのうえなく痛快だ。また自分が無関係な
立場な場合でも野次馬的な視点で見ればこれまた楽しいものなのだ。
---西川善司のお気にいり---
●アンチマイクロソフト
・マイクロソフト・ヘイトページ
http://www.enemy.org/index1.html
・マイクロカルト
http://www.microcult.com/
・マイクロソフトジョークページ
http://www.freepage.total.co.jp/nagai/index.html
・がんばれゲーツ君
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/
・中村正三郎のホットコーナー
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
・アンチマイクロソフト系ホームページのリンク集
http://www.geocities.com/SiliconValley/Pines/3334/super.html
●その他
・マックユーザーを殺せ
http://www2.gol.com/users/slowhand/kilmac/kilmac_i.htm
・アンチインテルのページ
http://www.x86.org/ TYPE=CLI:bmpview -ACFK ANTIINTE.BMP
・任天堂ヘイトページ
http://www.comel.or.jp/~kmc00981/hatenin.html
・日本まきぐその会
http://svr1.exa.co.jp/~ponpoko/
・VIOLENT COP BANG!
http://ux01.so-net.or.jp/~khmj/vbbs/vbbs.htm
・ahoo!ナビゲーター
http://www.kt.rim.or.jp/~shiihara/ahoo.html
・さむーいホームページ集
http://www.softbank.co.jp/dosvstart/cold.htm
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やはり「インターネット上」ということでパソコンに関する主義主張
のホームページが多い。現在でのパソコンの主流というと Windows95
を搭載した DOS/V パソコンと言うことになるわけだが、とくにこれに
対する「アンチ」つまり「アンチマイクロソフト」系のものが多い。まぁ、
アンチ巨人と同じような心理だろうか。
「マイクロソフト・ヘイトページ」「マイクロカルト」はアンチマイ
クロソフト系のなかでも「お笑い」系のタイプで、読む者を不快にさせ
ると言うよりは苦笑いを誘う系統だ。「マイクロソフト・ヘイトページ」
はなかでもよくできていてアンチマイクロソフト精神のもとに作成され
たグラフィックやサウンドが満載。ここはアメリカのサイトなので当然
英語ベースでできているが誰でも楽しめる。
まずタイトルページにあるメッセージから笑わせてくれ。マイクロソ
フトのキャッチコピー「Where do you want to go today ?(今日はど
こに行こうか)」をもじって「Who do we wanna ice today ?(今日は
だれを固め(暴走させ)ようか)」がバーンと現れる。もちろん暴走
しやすい OS、Windows95 に対する皮肉に他ならない。
またこのページでダウンロードできる、ローリングストーンズが歌う
Windows95 のイメージソング「Start Me Up!」のパロディ曲「Boot Me
Up!」もおかしい(曲タイトルの Start→Boot への転換はおそらく使い
始める(Start)以前に起動する(Boot)のさえ難しいという意味を含
んでいると推測できる)。
♪~Windows95を起動しようとしたらメモリが足りないといわ
れた~、もっとハードディスクの容量が必要といわれた~、
こんなことなら新しいマシン買ったほうがましだよ~♪
とむこうのどこかのアマチュアバンドと思しき連中が熱唱する。
ここのギャラリーも傑作ぞろいだ。アンチ MS 精神をグラフィックで
表現したものが数多くアップロードされている。たとえば青空に浮かぶ
お馴染みの「Windows95」のロゴを巧みにいじって「Winblows95(すぐ
暴走するの意が込められている)」に変えた画像データがあったりする。
仕事の都合で仕方なしに Windows95 を使っているユーザーならば思わ
ずこういった画像を壁紙かなんかにしてアンチ精神を訴えたくなってし
まいそうだ。
「マイクロカルト」はマイクロソフトのホームページを巧みに真似し
てジョークにしたもの。凝っているわりにはあまり面白くなかったりす
るがディテールに凝っている辺りはさすが向こうのアンチ君だ。
「マイクロソフトジョークページ」「がんばれゲーツ君」は和製のビ
ルゲーツちゃかしホームページ。ビルゲーツやマイクロソフトを題材に
したジョークが数多く掲載されている。
「中村正三郎のホットコーナー」はライターの中村正三郎氏自身が開
いているホームページ。中村正三郎といえばその筋の人としては有名で、
いわゆる真剣にマイクロソフトの製品に対して警戒を促している人物だ。
よって他のお笑い系アンチサイトとは違い、その情報も「まじめ」だ。
最近の主な話題は Microsoft Internet Explorer(以下IE)と Windows
NT 4.0(以下NT)のセキュリティーホールの話。
前者は一時期ニュースとしても報道されたが IE は URL ファイルに
記述されたプログラムを無条件に(あるいは簡単な Y/N ダイアログに
答えるだけで)実行してしまうというもの。たとえばもし、URL ファイ
ルに HD をフォーマットするようなプログラムの起動文が書かれていた
としたら…当然大変なことになる。
後者は、NT に格納されたマシンのユーザー名やパスワードをホーム
ページ制作者が簡単に盗めるという欠陥。これは海外で話題にはなった
が日本ではほとんどニュースとして取り上げられなかった。5月23日付
の朝日新聞ではちょこっとこのことに関する記事が載っているが、中村
氏はこれはマイクロソフトの情報操作の賜だと危惧している。ちなみに
この問題は Windows95 でも発生するらしいが Windows95 のパスワード
はほとんど意味をなさないので NT ほど大きな問題には発展していない。
まあ、マイクロソフトが情報操作をしたかどうかは別にしても確かに
こういった OS やブラウザの欠陥は知っておいて損はない。このサイト
は企業のネットワーク管理者にも人気があるようで、マイクロソフト製
品を導入する際の「覚悟」を決めるのに役だっているそうだ。わはは。
ところで中村氏は常にマイクロソフトと争っている。そうした氏の戦
いについてよく知りたい人は最近出版された「電脳曼荼羅」改訂新版
(中村正三郎著/256p/A5判/1,442円/ビレッジセンター刊)を参照する
といいだろう。
ちなみにこうしたアンチマイクロソフト系のサイトは「アンチマイク
ロソフト系ホームページのリンク集」から探し出すことができる。
現在 Windows パソコンと対局をなしているのが Macintosh というこ
とになると思うが、逆にアンチ・マッキントッシュを訴える人もいる。
「マッカー(マックユーザー)を殺せ」はそのひとつで、ここではいか
にマッキントッシュがくだらないかということを超毒舌で語り尽くして
いる。マッキントッシュそのものはもちろんマックユーザーの人間性に
までその論旨は及ぶ。まぁマックユーザーにとっては不快きわまりない
内容に映るかもしれないが、その誹謗罵倒の中にも結構うなづける部分
もあったりして、それが必要以上に過激な表現に包まれているために笑
いを誘ってくれる。まぁ、とにかく、アンチ系サイトのなかでもかなり
エンターテインメント性に優れたページであることは確かだ。
「アンチインテルのホームページ」は先日話題を読んだ「PentiumII
& Proのバグ騒動」のきっかけを作ったホームページ。独自にインテル
CPU を解析し隠れ機能などをホームページで紹介たりしており、実はア
ンチインテルじゃなくてファンなんじゃないか、という説も出てきてい
る。いずれにせよ、インテル CPU ユーザーは必見のホームページだ。
「日本まきぐその会」はかなり意味不明なクレイジーサイト。「ガチャ
ピンは実はぬいぐるみでなく宇宙人なのだ!」という事を自らが行った
取材(?)をもとに書き綴っている。実はこのホームページの作者は元
Oh!X のライター須藤芳政氏の手によるもの。もともと暴走気味の思考
をもった彼はかなりユニークな人物だったが、彼はどうもその才能をつ
いにインターネットで爆発させた模様。
こうしたクレージーなサイトは「ahoo!ナビゲーター」や「さむーい
ホームページ集」で紹介されている。ちなみに後者は実は Oh!X のホー
ムページ人気コーナーのひとつだったりする。ほら、Oh!Xって毒物飲料
の紹介をときどきやってたでしょ。あれと同じノリだね。
◆知っていると便利なサイト◆
最後はノンジャンルでユニークなホームページを紹介しよう。
---西川善司のお気にいり---
・CD-R Maniac!
http://plaza5.mbn.or.jp/~gam/
・インターネットTVガイド
http://www.tvguide.or.jp/
・古本屋さん
http://www.e-shop.co.jp/bunkoyasan/
・G-TOOL Home Page
http://www.siliconcafe.com/gtool/
・The Background Sampler
http://home.netscape.com/assist/net_sites/bg/backgrounds.html
・The Icon Browser
http://sunsite.unc.edu/gio/iconbrowser/icons/
・ホームページデザイン用著作権フリー素材集
http://www.bekkoame.or.jp/~rivaty/SOZAI/SOZAI.html
・パブリックカウンタサービス
http://www.ask.or.jp/~sugioka/counter/index.html
・kuchiyabuかってにりんく!
http://www.teleway.or.jp/~nagaike/link/index.html
・PC HotList
http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/hotlist/
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「CD-R Maniac!」は CD-R ドライブの徹底比較を行っているホームペ
ージ。最近 CD-R 導入を考えている私にとっては目が離せないサイトだ。
一般のパソコン誌ではなかなか書かれない同梱ソフトウェアの性能機能
比較の記事も読むことができる。
「インターネットTVガイド」は週刊TVガイドのオンライン版。新
聞のテレビ欄相当の時間表がここで見られる。「おれ、新聞はテレビ欄
しか読まねぇ」という人、このページがあればもう新聞はいらないかも
よ。テレビ欄以外に番組ガイド、週刊視聴率ランキングなどの特集記事
まで読めてしまうので、こんなことしてたら雑誌の方の「TVガイド」
が売れなくなってしまうのでは? と余計な心配を私にさせるほど情報
量の多いホームページだ。
古本屋は、安いし、すでに絶版となってしまった本などが手にはいる
こともあるし、非常に楽しいお店なのだが、いかんせん、ほとんど在庫
は整理されておらず、特定の目的の本を探すことは困難きわまりない。
その点「古本屋さん」は自分の店で取り扱っている文庫本の古本を在庫
から検索できるサービスを行っているので楽。ただし、目的の本があっ
た時はすぐメールで押さえておいてもらわないと売れてしまう事もある
ので注意。また、うれしいことに遠方アクセス者のために通信販売のサ
ービスも行っている。読書ファンは必見ホームページだ。
「G-TOOL Home Page」から「ホームページデザイン用著作権フリー素
材集」はホームページを制作する時に役立つサイトだ。ホームページに
配置するボタンやアイコン、壁紙のグラフィックを無料で提供してくれ
ている。フリーとは言えアニメーションアイコンなどかなり凝ったもの
が用意されているぞ。かくいう私もZ-MUSICホームページではこういっ
たサイトのものを使わせてもらっている。
「パブリックカウンタサービス」は無料のカウンティングサービスだ。
ホームページには来訪者カウンタが付いているものが多いが、ああいっ
たカウントを自分のホームページに入れたい時はこうしたサイトを利用
するといい。もっとも、インターネットプロバイダのほとんどは自分の
ところの会員のホームページ制作者にはこうしたサービスを無料で提供
してくれているはずなのでそれほど利用機会はないかもしれないが。ま
た、無料でやっている以上無保証である。よってサーバー等の不調やカ
ウントプログラムのバグなどにより、いつカウントデータがリセットさ
れてしまう(0になってしまう)かわからない。ちなみにアクセスラッ
シュタイムになるとサーバーの性能が落ちるのか、なかなかカウンタが
表示されないこともある。この辺りは了承した上で利用すべきだろう。
「kuchiyabuかってにりんく!」は普通のリンク集。このリンク、その
筋の人から教えてもらったのだが、なるほど、インターネットは無法地
帯なのだなぁ、ということを再認識させられる。うっしっし。
「PC HotList」もリンク集。パソコンのパーツの種類別にサイトを分
離しており、新ドライバや新ファームウェアをダウンロードするために
メーカーサイトを探す場合に非常に便利だ。へたにサーチエンジンで探
すよりも早く目的のサイトが見つかるはず。実はこのページ、インプレ
スのパソコン誌「DOS/V POWER REPORT」のホームページの1コーナーだっ
たりする。
◆おわりに◆
車といえば最近は RV や四輪駆動車といったオフロードカーが人気を
集めている。やや乱暴な憶測だが、これは、日本中いや世界中どんなと
ころに行ってもアスファルト舗装の道がある現在の地球上の道路環境に
おける人間の深層心理が発する「土に対する憧れ」の現れなのではない
かと思ったりしている。混沌の中では整然に憧れ、整然の中では混沌に
憧れる、と言う心理が知らず知らずのうちに働いているのかもしれない。
通信インフラの整備や帯域の改善よりも、インターネット上での技術
の方がやや先行気味の感もあるが、いずれにせよ、現在のインターネッ
トにはその発展途上ならではの楽しさがまだまだたくさんある。いまパ
ソコンの仕様は画一化の道を歩んでいるが、インターネット環境の整備
はまだまだ始まったばかりなのだから。
手段、結果はどうあれ、いずれインターネットも「舗装」されること
だろう。その時「土」に憧れても、もう手遅れかもしれない。
かつて我々が X68000 というパソコン界の「土」を楽しんだように、
今のうちにインターネットの「土」の楽しさも十分に堪能しようじゃな
いか。
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(編)個別のURLファイルがアーカイブにありますので、展開して切り
貼りするなどしてお使いください。
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(EOF)